小児がんについて

小児がんとは

一般的に15歳以下の子どもに起こるがん(悪性腫瘍)のことです。

大人のがんに比べれば患者数は少ないですが、毎年2,500人くらいの子どもたちが新たに発症しており、今も16,000人近い子どもが小児がんと闘っています。

小児がんの種類は多種多様で、現在では、中分類で47種類に分類(「小児がん国際分類(ICCC)による」)されており、日本では「白血病」「脳(脊髄)腫瘍」「神経芽腫」「悪性リンパ腫」などが上位を占めています。

小児がんの問題点

■大人のがんに比べると・・・

・生活習慣病との関連がなく、予防ができません。
・患者数が少ないため、治療法や薬の研究開発が遅れています。
・小児がんに精通した専門家が少ないため、適切な診断や治療がなされないケースが多々あります。
・治癒率向上のためには、病気の発症率、年次推移等のデータの把握が必要ですが、データの収集が十分
 ではありません。

■治療には・・・

・半年から1年間の入院が必要となりますが、入院中の子ども達の学習環境や教育体制が整備されてません。
・長期の入院や通院にともなう、経済的負担も重くなっています。

■小児がん経験者の多くが・・・

・晩期合併症に悩んでいます。
  低身長・肥満などの成長発達への影響
  心機能や肝機能障害、視力低下など臓器機能への影響
  二次がん、免疫機能の低下             etc
・学業に復帰したり就職したりする際、就学先、就職先の無理解や相談・支援体制が整備されてないため、
 困難に直面する場合があります。
・成人後は収入が得られないため自立が困難な場合があります。
・20歳を過ぎると晩期合併症の治療に必要な医療費支援がなくなります。