AYA世代がんの啓発月間である"AYA Week 2024"期間中の3月2日(土)、交流イベント『AYA Meeting 2024~若いがん患者のリアルトーク~』を開催しました。
「AYA Meeting 2024」は、以下の内容にて若年性がん患者団体STAND UP!!とゴールドリボン・ネットワークの共催で開催しました。
第一部:AYA世代がんにご関心のある方どなたでも参加できる座談会
(テーマ:①就労 ②SNSの活用)
第二部:がん経験者による当事者同士の交流会
がん経験者ではない方でも参加可能な第一部の座談会、がん経験者のみの参加とした第二部の交流会、今回も二部制にすることによって、関心のある方々には「AYA世代のがんの実情」を知る機会に、当事者の方々にはそれぞれの思いや経験を共有し意見を出し合うことで共感や気付きを得る場となりました。
<座談会>
●いろんな方々のユニークな意見が聞けて、とても興味深かった。新しい視点が多くあり、自分の立場はどうかなと深く考えることができた。
●病気も環境も個性もいろいろあって、その人らしい道を、自信を持って歩んでいくことができるようサポートするのが大事だと、改めて感じることができました。
<交流会>
●比較的少人数でそれぞれみんな話す機会があってとても良かった。なかなか話せない悩みや、仕事、副作用のことなどについて楽しく話せた。
<全体>
●今までは周りに同じAYAがん経験者がおらず、きっとこの身体の大変さは、周りに理解してもらえないんだろうといった孤独感がありました。しかしお話を聞かせていただいているうちに、同じようにがんばってきた仲間がいるんだと思い、大変勇気が湧きました。今後の励みになります。
●同様の経験をした方のお話を聞くことができて、困難なことがあってりしても、自分にできることを伝えて挑戦している、前を向いている方々がこんなにもいるのだな、私も少しづつでも進んでいきたいなと思うことができました。
AYA世代(15~39歳)のがん経験者と一言で言っても、治療したのは幼い頃か、思春期か、大人になってからか、などいつ罹患をしたのか、そしてがんの種類などによっても人それぞれです。受験や就職、結婚など、様々なライフステージが起こりうるAYA世代のがん経験者が自身の後遺症や経験について周囲にどこまで伝えるか、将来についての不安や悩みなど、思いを話す機会、周囲が知る機会はまだ限られますが、これからもゴールドリボン・ネットワークは若い小児がん経験者の発信をサポートしていきます。