無限の笑み

作品説明

私は、母と一緒に短大を受験して、一緒に卒業することが出来ました。母は、私の闘病について卒論を発表、私は、ブライダル領域についての研究発表をしました。研究の一環に、アートフラワーのブライダルブーケを制作しましたが、晩期合併症で、脳易疲労や手の痺れがあり、色付けやカッティング、こての作業はとても大変でした。しかし励ましながら友人らと学び、制作、研究発表を出来たことは、私の自信にもなり、とても大切な思い出と宝物です。寛解後も、色々あるけれど、ブーケを見ると楽しかった時を思い出し、笑顔になります。

作者について

作者名：土井 優奈

制作時の年齢：20歳

病名： 小児脳腫瘍　

罹患年齢：15歳

コメント：

治療や闘病も頑張ったけれど、退院してからの自分の居場所探しは沢山悩みました。現在23歳になりましたが、晩期合併症を抱えながらも頑張っています。寛解しても、終わりではありません。毎年、何かしら入院や手術があり、でも頑張っています。寛解したら終わりではないという事、頑張っても、どうにもならない人もいることも知って欲しいです。（本人）