6月30日、東京都 三宅島社会福祉協議会からリクエストをいただいてゴールドリボン・ネットワーク理事長の松井が三宅村立三宅中学校の1,2,3年42名、教諭13名その他民生委員や社会福祉協議会の方々にに向けて講演を行いました。
5時間目を「合同研修会」として、三宅中学校の体育館でお話しをさせていただきました。
今回、校長先生の「がんを正しく知ること」「健康と命を主体的に考えるきっかけとすること」「(病気や障がいなど様々な人と)ともに生きる大切さを知ること」をポイントに、同世代の子どもたちが向き合う小児がんについて生徒自身が身近に感じ考えることで、想像力を養い他者へのサポートにつながる機会としたい、とのお考えから実現しました。
約1時間と短い時間でしたが、皆さん真剣に聞いてくださり、後日、生徒の皆さんから感想を送っていただきました。一部抜粋でご紹介します。
がんや、その後の後遺症は見た目で判断できる人もいるけれど、見た目じゃ分からない人もいてみんなそれぞれ違う苦しみをもっているんだなと思った。
がんにかかっている人、かかったことのある人たちが住みやすい社会になるためにまずは自分が行動し、思いやりのある生活を続けていけば誰もが住みやすい社会になっていくと考えた。 (中1)
今回の講演を聞いて、がんを他人ごとのように思っていましたが、意外と身近なもので自分のことだと思って生活しようと改めて感じた。
患者のその後が今よりもっと生活しやすいように、自分でできることはやってみようと考えた。 (中3)
昨年、三宅中学校の生徒さんは「小児がんを治療中の子どもたちを応援したい!」と応援メッセージ入りの手作りカードを作成して当法人へ送ってくださいました。
カードは当法人が実施している、小児がん治療で帽子が必要な子どもたちへの「ニット帽プレゼント事業」によりニット帽子を送る際に同封させていただきました。
三宅島の皆さん、小児がんやがんの経験者に引続き思いを寄せていただきありがとうございます。
ぜひ知ったことを周囲の方にも伝え、理解を広げていただければうれしいです。