ENGLISH 03-5944-9922
平日 10:00 - 16:00
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作品Art

書き初め


作品説明

幼稚園入園すぐに発病し、それから、約2年弱の入院生活後、約1年の自宅服薬生活を経験しました。
長かった治療が完了し、無事、小学校入学になり、新一年生、新しいお友達に、お勉強に、遊びにと元気にいきいき過ごす中でのお正月の作品です。(保護者)

作者について

作者名:れん
制作時の年齢:6歳
病名: 急性リンパ性白血病 
罹患年齢:3歳
コメント:

それまで、なんの問題もなかった3歳になったばかりの息子の、続く体調不良の病名を聞かされた時は嘘だと思いました。
すぐに2年の入院と重い治療と聞かされ地獄に突き落とされた気持ちになり初めは何もかも受け入れられませんでした。 
流されるまま、その日から生活が一変し、早朝から深夜まで、命に関わる検査結果を日々追いながらの治療が始まり、薬や注射を嫌がり泣き喚く我が子のいる病室に付き添う毎日は、壮絶で一時は夫婦も不仲になり、私自身も精神的な病気にもなってしまいました。
しかし、2ヶ月くらい経った頃、付き添い生活にも少しだけ慣れてきて、また、沢山のご支援をうけられる環境にあることに気がつきはじめ気持ちが前向きになり始めました。
こちらのゴールドリボンさんからも元気が出る企画やプレゼントなど、息子だけでなく、看病をする家族に対しての企画も多々あったことが特に支えられました。
また、医師による最善の医療、また医療スタッフ、病室の同じサバイバーの仲間たち、ボランティアの方々、周りの友人達や、親戚などなど、たくさんの方々が助けてくださいました。
これらの出来事により、色々なことを真剣に考えるきっかけになり、人生に本当に必要なものとは、本当の幸せとは、などについてわかりはじめ、以前よりも息子への愛情も強くなり、家族の幸福度や、人生の豊かさが増したような気がします。
そして息子の頑張りが一番にあり、苦労を乗り越え、現在は数ヶ月に1回通院しながら今は小学校2年生になり、元気に毎日、充実した日々を送っています!
あの出来事がなかったら、今のこの深い充実した生活はなかった気がします。
そんな体験もあることを知っていただき、今度は私たちが何かのお返しや、お力添えができるのであればと常に願っていて、こちらを親子で相談し出品いたしました。見てくださると嬉しいです。(保護者)

病名リンク先:国立がん研究センターがん情報サービス