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【プロジェクト指定寄付】の募集を開始

お知らせ

2024年03月22日

全ての小児がん患児が「的確な診断とスムーズな治療」を受けられるために

〇治療の進歩のためには、治療や患者の方々のデータの共有が必要です
小児がんは希少がんであり、また種類が多いことが特徴です。それぞれ症例が少ない小児がんの治療をスムーズに行えるようにするためには、治療に関する情報を共有することが必要です。これにより、異なった診断や適切でない治療法をとられないようにすることが可能となります。またデータセンターに小児がん患者の全てのデータが蓄積されることで効果的な治療が可能となります。さらに長期フォローアップに至るまでを一貫した流れとして捉え、小児がん克服を目指す研究の支援につながります。

〇基盤となる「中央診断システム」とは
日本小児がん研究グループ(JCCG)※2 は、小児がん治療において効率よく臨床試験を推進するための基盤となる組織を作り、特に免疫診断、病理診断、画像診断などの中央診断システム中央データセンター、腫瘍検体保存体制、ゲノム解析システムの構築などを必須の機能と位置付けています。


〇データセンターのデータベースには、小児がん患者の全てのデータが蓄積されていきます
このデータベースで、がんの種類や多様なケースに応じた治療実績や効果の有無等の情報が全国の医療機関に共有され、各医療機関での小児がんの効果的な治療法が共有化されることで患者の治療に生かすことができます。

※1長期フォローアップとは
小児がんを克服した後におきる晩期合併症(後遺症)を適切に予防、治療していく医療です。 
出典:JCCG

2日本小児がん研究グループ(JCCG)とは
がんにり患する子どもたちの治療法を開発し、後遺症のない形でその命を救うことを目的として2015年に設立。
従来は別々のグループで治療・研究をしていた全国約200ヵ所の小児がん治療の医療機関を1つにまとめた全国組織として、それぞれの医療機関が経験を持ち寄ることで、日本全体が1つの病院として機能するしくみが実現しました。

〇しかし、「中央診断システム」の機能はまだ十分ではありません
診断と治療の体制が充実してくれば、やがて病気の原因をめぐる遺伝子研究にも資金を投入でき、それば小児がんの予防法の発見につながる可能性があります。
このように日本の小児がん治療にとって画期的な「中央診断システム」ですが、このしくみを活用して迅速で的確な診断、新しい治療の確立や薬を開発するには、資金が大幅に不足しているのが現状です。

〇皆さまからの”指定寄付”へのご支援は、「中央診断システム」(中央病理診断システムおよびデータセンターを含む)確立に役立てます
認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークは、この小児がん研究や治療、長期フォローアップのの確立につながり小児がんを治る病気とすることを目指してJCCGの中央診断システム確立」を支援するためにプロジェクトへの寄付(指定寄付)を募集しています。皆さまのご理解とご支援をお願いします。

いただいたご寄付は、JCCGが取組む中央診断システムの確立のために使われます。

また、「中央診断システム」へのご寄付の具体的な使途先を以下の4つから選択できます。
①中央病理診断事務局(国立成育医療研究センター病理部が、小児がん病理診断を実施)
②名古屋医療センターデータセンター(血液腫瘍部門のデータを登録・管理)
③成育医療研究センターデータセンター(固形腫瘍部門のデータを登録・管理)
④上記①②③機関全体

「中央診断システム確立」を指定したご寄付のお申込みは、上記の「ご寄付の申込みはこちら」ボタンからのみの受付けとなります。

「中央診断システム」が確立し、小児がんを患った子どもたちがどこで入院しても迅速な診断が行われ、同じ水準の治療を受けることができるために、そして小児がんが将来は治すことのできる病気になるためのサポートとなるご寄付です。

企業のCSR活動での協働、寄付のご連絡もお待ちしております。
どうぞお気軽にご相談ください。